初めての製本 [おくに文庫]
ひょんなことから自分で製本することになり、紙から選ぼうと神保町の竹尾さんに行ったのが8月頭。
結局、期限もあるしお手軽に進めたいと思い、1度本屋で見て買おうと迷った『ちいさくてかわいい手づくりの本』とハケやボンドなどがが入った一式を買いました(合計3,780円)。
この本、表紙や寒冷紗などもついていて3種類の本が作れるのです。
おくには今回、文庫サイズの各背上製本にチャレンジしました。
さっそく付属されている本文の紙(HSハミング)をキンコーズに持込み、原稿を刷ってもらいました。
その前に原稿をPDF化してiPhoneのiBooksアプリで確認・修正を繰り返しました。このやり方で見落としていた誤字脱字にすばやく気づけました。今回は写真もあったので、順番を入れ替えたりするのも考察しやすい。おすすめです。
その前に原稿をPDF化してiPhoneのiBooksアプリで確認・修正を繰り返しました。このやり方で見落としていた誤字脱字にすばやく気づけました。今回は写真もあったので、順番を入れ替えたりするのも考察しやすい。おすすめです。
58ページあって、1枚に4ページ刷るとして、PC利用代も含めて2,110円なり。もっとかかると思っていたのでほっとしました。
これを2つ折りにぴったり合わせてクリップで。ここまでキンコーズの大台で作業させてもらいました。
本のフローに従って本文をくっつけて乾かします。
その間に板紙や背つぎなどを切って貼って表紙を作ります。
本当は一気に1日でできるほどわかりやすい本なのですが、表紙の紙を付けあわせ以外のもので仕上げたかったので、表紙を作る前にもう一度竹尾さんに行ってきました。
そこで出会ったのがイギリス・コッカレルのマーブルペーパー。
手触りもうっとり。
どうも機械的ではない連続性のあるパターン柄に惹かれる傾向があって、ウィリアム・モリスも好きなのですが、このシドニー・コッカレルさんはW.モリスさんとも親交のあったコッカレル一族なんだそうです。
うう…しかし予算オーバーになってしまうので断念しました(マーブルさんが2,000円強)。
セレクトしたのは、以前サンプル紙としていただいていたクロコちゃん。
革のような質感にほれぼれです。A4を2枚購入しました。70円なり。
帰って一気に仕上げにかかります。
竹ひごをかませて一晩ゴリ押し。
できました~♪
本当に簡単でびっくりです。
強いて言えば、花ぎれが若干難しかったでしょうか。
何回か作れば慣れますね。紙ひもなどでも代用できるそう。
しめて5,960円かかりましたが、頼むともっとかかるしキットも何回も使えてお得だと思われ。
ハードカバーで買おうか文庫で買おうか迷っていたバイブル、文庫で買って表紙を自分仕様にしようと決めました!
その時は奮発してマーブルペーパーを買おうっと。
外国では絵本を装丁しなおして子供に贈り継ぐ文化があるそうです。今回、製本を一度やっただけですが、その経験は色々なことに活かせそうでそんな機会を与えてくれた方々に感謝。ありがとうございました。
あ、まだカバー作るんだけどね!また竹尾さん行かなきゃ!
ところで、なぜ「竹尾さん」と言ってしまうかというと、きっと「西尾さん」の影響なのだ。
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