おくに日記(市ヶ谷で異国のインドを感じた篇) [後追い日記]
ほとんどの人が気づいているでしょうが、おくにはグルメではありません。
「食べるのが好きって感じじゃないのに、なんでいろんなお店に行くの?」
と聞かれました。
たしかに昔から、一粒で一週間もつというような命永らえ版グリコが発明されないかともくろんでいる部分はあります。
前述の質問に対する私の答えはこうです。
「強いていえば、自分の居場所を探している」
訪れるお店は空間として全体のバランスを感じます。
完璧でなくてよいのです。私も完璧じゃないのですから。私も含めて全体的に心地のよい空間になるかという視点であって、それは飲食店であれ、洋服屋であれ、関係なく共通のものなのです。
本日、訪れたのは市ヶ谷のインド料理屋『ダージリン』です。
店内は薄暗いのですが、内装がきらびやかなので丁度よいです。
コロッケ入りのほうれん草のカレーとナンを頼みました。
たぶん、日本のテイストに合わせていないのでしょう。本格的なためかかえって微妙な味がしましたが、知らず知らず完食しちゃいました。
お給仕さんは、嘘をつきそうにないインド人(両方たぶん)。日本語のやりとりにぎこちなさを感じて、私もぎこちない英語を使うことでお互い歩みよれた気がします(これもたぶん)。
ハンカチを忘れた欧米人が来たり、食べ過ぎておなかをこわして寝ちゃったり、インド以外の外国のインド料理屋に行ったような錯覚に陥りかけました。
今日はこれだけでなく、編集とは機械などでは代替のきかない個人力によるところが大きいということを学びました(ぜんぜん話が違う)。
頭も舌も刺激を受けた一日でしたな(うまくまとめた風)。
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