おくに日記(NHKで中国語を学ぶ篇) [後追い日記]
おなじみ百式さん主催学習会議でNHKへ。しかし業務が押して、遅れること1時間強。いそがねば!
で、タクシーを降りたとたん、昔お世話になった放送作家さんに偶然出会った。であった(うるるん風:他局)。最近本当に、偶然が多いわ~。
さて、室内に案内されると課題提出まで「あと3分」という。今回は、クロスメディアの中でネットに焦点をあてて、ある語学番組を考えるという課題(中国語)。
◇NHK「中国語講座」
http://www.nhk.or.jp/gogaku/chinese/
このときばかりはキユーピー3分間クッキングシステムを推奨したかった(他局)。
グループ間の議論は今までで一番盛り上がったかもしれない。
だれもがもちうる(?)ライバル心でもって、地域間でバトルをし生き残りを賭ける(それぞれの地域の税率がかかっている)という、中国だけに三国志をもじった…あ、タイトルはさすがに口にできない…。
視聴者に語学習を長続きさせるためのインセンティブ、「ポイント」「クーポン」「投票」「評価」が他のチーム内でもあげられていたと思うが、優勝したチームのアイデアは純粋に「楽しく学ぶ」というシンプルさで好感がもてた。
「ドラマにはまる」「みんなで学ぶと記憶力が高まる」といった人間の特性を利用して、ドラマのセリフを実際に中国語でどう言うかその場で議論もでき、派生語なんかも身について語学力が著しく上達、次回の新ドラマにも生かされるという企画面でも連続性のある提案。これなら新規も固定客もつかめそう。試写などのイベントを行なってもいいのでは。韓国ドラマにはまった人が次に注目するのはNHK発中国ドラマ!?なんつって。
それにしても、今回テーマーでもあるNHKエデュケーショナルさんが企画運営する「ゴガクル」は、言語のおもちゃ箱みたいで楽しい!
いろんな言語をかじりたい人のとっかかりにもおすすめ(というと長続きしないように聞こえるかも)。発信する内容としたらやんわり完成型に近いのではないだろうか。
それにしても、おくにがいつも思うのは、語学番組で継続的に学習すれば、本当に話せるようになるのか?ということ。番組内では司会やゲストが実際にいろんなシチュエーションを試せるけど、視聴者はよっぽどの想像力がない限り、リアルなインタラクティブ性を感じることはできない。したがって進歩を実感することができない。モチベーションもあがるわきゃない。
それにはやはり体験だろう。特に「挫折」。ネガティブなそれではなく、いい意味で前向きなそれ。颯爽としたリベンジは気持ちのよい上達の仕方を実現するに違いない。
うきゃーそれにしても遅れてしまったもんで、ローラ・チャンさんに会えなかった!!
むーん…これこそ「挫折」そして「リベンジ」…になるのか?
最後に出していただいた軽食は、中華!さすが!
つい先日、友人の中国人とも会ったし、中国つながりな1週間♪前に、中国のいろいろな地方から来た人たちとごはんを食べたとき(日本人は私だけ)、ある1人の中国人男性がこう聞いてきた。
「おくにさんのご両親は、こうして中国人と会うことについて何も言わない方々なんですか?」
その人たちはいわゆるエリートだが、さまざまな事件からざっくりと国民性をまとめられることに危惧していたのかもしれない。
「ぜんぜん気にしないですよ」
と言うと、
「だからおくにさんのような人が生まれたのですね」
とぱっと明るい表情になったのを今でも鮮明に覚えている。
ネイティブと話すともっと楽しい(日本語だっつー)。「体験」する前に「体験」することがある。そこの「気づき」が今回の会議でもあったと思う。どうしたら語学を続けられるか、それを考えるためにきたブロガーたちがいち早くそのきっかけをつかんだ気がする(大幅遅刻のくせにえらそう…)。
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