巡る
恵比寿の東京都写真美術館内を練り歩き。
まずは「世界報道写真展2009」から。
酷な写真を無意識に二度見してしまう自分の、危機感がなさったら。やはり、水泳飛び込み風景やら裕福なロマ人の生活やら死を見ない写真に目を奪われました。
次は「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」へ。
のっけからのイタコ写真が衝撃的でした(おくに、天職が「イタコ」といわれたことがあります)。目線が外れた集合写真が新鮮でした。アラーキー作品がなかったら、実家にある姉のアルバムと結びつけるところでした。
たしかに、「センチメンタル・ジャーニー」でした。
最後は「ジョルジュ・ビゴー展」へ。
正直、閉館近かったので流すだけにしようと思っていたのですが、これが一番見ごたえありました。皮肉に満ち満ちた作品群は「この人、絶対性格悪いな」という裏づけに事欠かない感じでしたが、精密かつ大胆さも備えたタッチは本当に魅惑的でした。「ビゴーすげー」連発していたもんな。
とにかくこの写美空間がいたく気に入りました。以前ここで上映していた「東洋宮武が覗いた時代」にいきそびれたのですが、今回のように展覧会から堪能できたのはよかったなと思います。
8月22日から大塚ちひろさん主演の「ぼくはうみがみたくなりました」が上映されるようですね。展覧会の半券提示で300円割引なので観にいこうっと。
最近気づいたのですが、大塚ちひろさんは山下リオちゃんのお姉さんなのですね。3人姉妹ということですが、まったく美女率が高い家庭ですな…。
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