深くリーチする人 [恋愛指南]
私は2タイプの上司を知っている。
A:なるべくしてなった人
B:部下になれない人
Aの上司はどこにいっても能力を発揮できるため、転職したり独立したりすることが多い。Bの上司が転職することはあまりない。グローバルリーダーというのはAのような人である。
そう言うと、必然的に誰もがAの上司がよい、と思うだろう。
ところが、AもBもさらにタイプを細分化できるわけで。
+:仕事をフレる人
-:仕事をフレない人
これらをそれぞれAとBにあてがうと、4タイプとなる。そうすると断然Aタイプがよいという話が違ってくる。
たとえば人間的にAタイプの上司がいて、人間的にも仕事もできて尊敬に値する存在であるが、自分が部下になってみると俄然調子が狂ってくる。
それはA-タイプの上司なのかもしれない。
Aタイプであるこの人の下で働きたい、実際この人の下にいると自分が成長できると実感できるのがA+上司である。
以前も仕事がフレない上司についてはかいたことがあるが、今回はちょっと視点を違えた答えである。
なぜ仕事をフレないか。
─その上司は仕事をシンプルにできないのだ。
こんな風に思ったことはなかっただろうか?
「こんなカンタンなことが、なんでこんなにややこしくなるのか?」
みんなが「スゴい」という人がいる。ニュアンスはわかるが、なにが「スゴい」のかよくわからなかった。それを少し感じた気がする。
その人はなんでもシンプルにアウトプットすることができるのだった。
もしかしたら、「スゴい」と言っていた人たちはその人に「シンプル」というのを控えていたのかもしれない。
以前、ものすごく頭のキレる女性がいた。その人をある中国人が「彼女はとてもシンプル」と言っていて、新鮮に感じたことがある。
複雑で散在しているあれこれも、その人たちはとてもシンプルに吐き出してくれる。それを与えられるに何一つ押しつけられた感はない。
何も上司に、仕事に限ったことではない。
的を得たシンプルな伝達手段は、必ずリーチし、深く浸透する。
複雑さは外に出すものではない。
それが「伝える」「伝わる」てことではないか。
ってそういう私がシンプルじゃないけど。
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