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私はスタバに行けない女 [恋愛指南]

そうだ、私はスタバに行けない女だった。

どんな高級なレストランでも、入りにくいバーでも一人で行けるのだが、スタバだけは妙に緊張した。

思えば、最初に行ったスタバがよくなかった。
ショートサイズを「S」といった私を蔑んだのである。
まぁ今思えば被害妄想だったかもしらん。

オリジナルタンブラーまで持っていけるほどの盛り返しを見せた(やっぱり気にしている)現在、その心理をもう一度考えてみたいのである。

高級かどうかは別として、すばらしい店は、わからないことをきちんと聞く客に一目置くものだ。聞くという、人として素直な行為と的を得た質問で、その人を尊重するものだと思う。そうしてこちらの質問に的を得た答えを返し、その相応の返し具合で店と客とのあいだの信頼が生まれるものなのである。その信頼が一時的なものであるにせよ、一瞬でもつながったときは「信頼関係」に至る。

人には誰でも自分ルールというものがある。人一倍強い私でも、ここで押し通してもいいのかしらと一瞬あとずさりしてしまうときがある。そういうとき、さりげなく聞きやすい間口を開いてくれる店や人は何割か増しで魅力的に感じるものである。

ここまで見てくれた男性がいるとしたら、「よし、そうか、じゃぁ俺も」と思うかもしれない。ビジネスで男女わけへだてなく、というのならよいと思う。ただ、恋愛で使うのであれば、この精神はむしろ女性におススメしたい。

ほとんどの男性は、「行ってもいい」という確証がもてないと本当に好きな女性を誘うことができないのではないかと思う。恋愛で好きな人好きでない人への態度を最終的に使い分けることができるのは女性のほうである。

すばらしいレストランのすばらしいサービス。万人に親切で、素直に礼儀正しくふところの中を見せてくれる客をとりわけ丁重に扱う。

昔の日本女性には皆、備わっていたと思うのだが…どうだろう。


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